「畳の部屋もロボット掃除機でキレイにしたいけど、大切な畳を傷つけてしまわないか心配…」
「畳の目の細かいゴミまで、本当にしっかり吸い取ってくれるのかな?」
共働きや子育てで忙しい毎日、お掃除の手間は少しでも減らしたいですよね。
そんな中、ロボット掃除機の導入を考えても、和室があることで一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、畳のお部屋にぴったりの一台が見つかり、面倒な掃除から解放された快適な毎日がイメージできるようになりますよ。
畳でロボット掃除機を使う際の注意点
- 最近のロボット掃除機は畳を傷つけにくい設計になっている
- 吸引力と畳の目に沿った動きが掃除効果を高める鍵
- 畳への水拭き機能の使用には注意が必要
- 敷居などの段差を乗り越えられるかも重要なポイント
ロボット掃除機は畳を傷つける?
結論から言うと、現在のロボット掃除機の多くは、畳を傷つけにくいように設計されているため、過度に心配しなくても大丈夫ですよ。
2010 年代前半のモデルでは、硬い毛のブラシが畳の表面を傷つけてしまう可能性もゼロではありませんでした。
しかし、最近の主流モデルでは、畳に優しいゴム製のブラシを採用したり、走行を最適化したりする工夫が施されています。
もちろん、重量のある家具を無理に引きずれば畳が傷つくように、絶対に傷がつかないとは言い切れません。
それでも、通常の清掃モードで稼働させる分には、畳へのダメージを最小限に抑えながら掃除ができます。

畳の掃除で重要なポイント
畳をロボット掃除機でキレイにするためには、フローリングとは少し違うポイントを意識する必要があります。
畳の目に沿った掃除
畳の目の奥に入り込んだホコリやダニの死骸などをしっかりとかき出すには、畳の目に沿って掃除することが最も効果的です。
高性能なマッピング機能を持つロボット掃除機の中には、床材を認識し、畳の上では吸引力を自動で最大にするといった、賢い動きをするモデルもあります。
吸引力とブラシ性能
畳の目からゴミを吸い上げるには、パワフルな吸引力が欠かせません。
また、ゴミをかき出すブラシの性能も重要です。前述の通り、畳を傷つけにくく、髪の毛などが絡まりにくいゴム製のブラシがおすすめです。
水拭き機能の有無
便利な水拭き機能ですが、い草でできている畳への水拭きは基本的に NGです。
水分はカビやダニの発生、畳の変色の原因になります。水拭き機能付きのモデルを選ぶ際は、和室を水拭き禁止エリアに設定できる機能が絶対に外せないポイントです。
※樹脂製や和紙製の畳など、素材によってはお手入れ方法が異なります。ご自宅の畳の素材を確認し、メーカーの指示に従ってください。
畳用のロボット掃除機を選ぶ 5 つのポイント
畳のあるご家庭でロボット掃除機を選ぶ際に、特にチェックしてほしい 5 つのポイントを解説します。
これらのポイントを押さえることで、後悔のない一台を見つけられますよ。
吸引力の強さをチェック
畳の目の奥に潜むハウスダストやペットの毛、食べこぼしなどをしっかり取り除くには、高い吸引力が求められます。
吸引力の目安として「Pa(パスカル)」という単位が使われますが、この数値が高いほどパワフルな吸引が期待できます。
ただし、吸引力はブラシの性能や走行ルートの賢さによっても清掃能力が変わるため、Pa の数値だけを鵜呑みにせず、メーカーごとに測定基準が異なる場合があるため、あくまで性能を測る目安の一つとして考えましょう。実際のレビューなども参考に総合的に判断することが大切です。
畳を傷つけにくいブラシの種類
ブラシは、いわば掃除機の手。ゴミをしっかりかき集めるための、とても重要なパーツです。
畳での使用を考えるなら、ゴム製のメインブラシを搭載したモデルが最適です。
| ブラシの種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ゴム製ブラシ | ・畳を傷つけにくい ・髪の毛やペットの毛が絡まりにくい ・メンテナンスが楽 | ・モデルによっては価格が高くなる傾向 |
| 毛のブラシ | ・比較的安価なモデルに多い | ・硬い毛だと畳を傷つける可能性 ・髪の毛が絡まりやすい |
2 本のゴム製ブラシが逆回転してゴミを浮き上がらせるタイプのものは、特に清掃能力が高くおすすめです。
賢いマッピング機能と走行性能
ロボット掃除機が効率よく掃除できるかどうかは、マッピング機能(部屋の地図を作る機能)の精度にかかっています。
高精度なレーザーセンサーやカメラを搭載したモデルは、部屋の隅々まで正確に地図を作成し、無駄のないルートで掃除を行います。
これにより、同じ場所を何度も通ったり、掃除し忘れる場所が出たりするのを防ぎます。
また、和室と洋室の間の敷居など、2cm 程度の段差を乗り越えられるモデルを選べば、家じゅうを止まることなくスムーズに掃除してくれるので、本当にストレスフリーですよ。
静音性も忘れずに
ロボット掃除機の稼働音は、意外と気になるものですよね。
特に、在宅ワーク中や、小さなお子さんがお昼寝している時間帯、夜間に使用したい場合は、静音性の高いモデルを選びましょう。
稼働音の大きさは「dB(デシベル)」で示されます。
50dB 台であれば、静かなオフィス程度の音量で、比較的気になりにくいでしょう。
静音モードを搭載している機種も多いため、チェックしてみてください。
水拭き機能の注意点
フローリングの掃除に便利な水拭き機能ですが、畳に使う場合は注意が必要です。
先述の通り、畳に水気は禁物です。
水拭きロボット掃除機を検討する際は、以下の機能があるか必ず確認しておくと安心です。
- 進入禁止エリア設定:アプリのマップ上で和室を「水拭きしないエリア」に設定できる機能
- カーペット(畳)自動認識:畳を検知すると、自動で水拭き用のモップを持ち上げる(リフトアップ)機能
これらの機能があれば、一つのフロアに和室と洋室が混在していても安心して任せられます。
畳におすすめのロボット掃除機 3 選
ここまでの選び方を踏まえて、畳のあるご家庭に自信を持っておすすめできるロボット掃除機を 3 機種ご紹介します。
| 機種名 | 吸引力 (Pa) | 段差乗り越え | モップリフトアップ |
|---|---|---|---|
| iRobot ルンバ コンボ j9+ | 非公開(メーカー独自基準) | 最大 2cm | 対応(天面格納式) |
| ECOVACS DEEBOT T30 PRO OMNI | 11,000Pa | 最大 2cm | 対応 |
| Roborock S8 MaxV Ultra | 10,000Pa | 最大 2cm | 対応 |
畳掃除の王道| iRobot ルンバ コンボ j9+
ロボット掃除機の代名詞ともいえる「ルンバ」のハイエンドモデルです。
最大の特徴は、畳を傷つけにくく、髪の毛も絡まりにくい 2 本のゴム製デュアルアクションブラシ。
畳の目に入り込んだゴミをしっかりと浮き上がらせ、パワフルな吸引力で取り除きます。
水拭き時にはモップパッドを本体の天面まで持ち上げる「パッドリフト Plus」機能を搭載。
これにより、畳やカーペットを濡らしてしまうリスクを大幅に低減しており、安心して任せやすくなっています。さすがルンバといったところですね。

壁際のゴミまで逃さない| ECOVACS DEEBOT T30 PRO OMNI
壁際の掃除性能に定評のある「DEEBOT」シリーズのモデルです。
本体のブラシが壁際ギリギリまで伸びる「TrueEdge」技術により、これまで届きにくかった部屋の隅や角のゴミもしっかりとかき出します。
畳を検知すると自動でモップをリフトアップする機能はもちろん搭載。
さらに、全自動クリーニングステーションでは、70℃ のお湯でモップを洗浄・熱風乾燥するため、常に清潔な状態を保てるのは、本当に嬉しいポイントです。

多機能でバランス ◎ | Roborock S8 MaxV Ultra
吸引力と水拭き機能、障害物回避能力のすべてが高いレベルでバランスの取れた一台です。
2 本のゴム製反回転ブラシ「DuoRoller Riser ブラシ」が畳のゴミを強力にかき出し、10,000Pa という非常に強力な吸引力で吸い取ります。
壁際の掃除性能を高める「フレキシブルアーム辺りブラシ」も搭載しており、部屋の隅々までキレイにしてくれます。
畳を検知した際のモップリフトアップ機能も備えており、どんな間取りでも安心して使える、頼れる一台です。

ロボット掃除機と畳を長持ちさせるコツ
お気に入りのロボット掃除機と大切な畳を長持ちさせるために、日頃から少しだけ意識したいポイントをご紹介します。
事前に部屋を片付ける
これは畳に限った話ではありませんが、ロボット掃除機がスムーズに動けるよう、床の上は片付けておきましょう。
特に、電源コードやスマートフォンの充電ケーブル、お子さんのおもちゃなどは、ブラシに絡まって故障の原因になることがあります。
また、畳の上に花瓶や置物を置いている場合は、事前に安全な場所へ移動させておくと安心です。
定期的なメンテナンスを忘れずに
ロボット掃除機の性能を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
- ダスト容器:ゴミがいっぱいになる前に捨てる
- ブラシ:絡まった髪の毛やホコリを取り除く(ゴム製ブラシは比較的楽です)
- フィルター:水洗いできるものは定期的に洗浄し、よく乾かす
- センサー類:乾いた布で優しく拭き、障害物検知の精度を保つ
少しの手間で、掃除の質が大きく変わります。詳しいメンテナンス方法は、各製品の取扱説明書をご確認ください。
なお、畳自体の一般的なお手入れ方法については、以下のような専門機関の情報を参考にすることをおすすめします。
参考:https://www.tatami.or.jp/care
畳のヘリや角は手動で補完
最新のロボット掃除機は非常に賢く、部屋の隅々まで掃除してくれますが、それでも構造上、どうしても苦手な場所が残ってしまうことがあるんです。
特に、畳のヘリの部分や、部屋の本当の角などは、わずかにゴミが残ってしまうこともあります。
月に 1〜2 回、気になったタイミングでハンディクリーナーなどを使って補完してあげると、常に完璧な状態を保つことができますよ。
まとめ:畳もロボット掃除機で快適な空間に!
ここまで、畳でロボット掃除機を安心して使うためのポイントをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ポイントのおさらい
- 畳の掃除にはパワフルな吸引力とゴム製のブラシが最適
- 部屋の形状を把握する高精度なマッピング機能は必須
- 敷居を越えられる段差乗り越え性能もチェック
- 水拭き機能付きなら進入禁止エリア設定やモップリフトアップ機能があるものを選ぶ
かつては「ロボット掃除機に畳は不向き」というイメージがありましたが、技術の進歩により、今では畳の掃除も安心して任せられるようになりました。
ぜひあなたにぴったりの一台を見つけて、面倒な掃除の手間から解放され、畳の部屋でゆったりと過ごす時間を手に入れてくださいね。

